薬物の基本構造・骨格を大まかにまとめてみた。
ここでいう薬物とは、日本の法律で麻薬向精神薬危険ドラッグとされているものである。
各基本構造・骨格からそれらを構造として持つ薬物の一覧ページへと飛べるような構成にしている。
勿論、これらの分類に当てはまらない薬物もあるため完全に網羅的な分類法とはなっていない点についてはご留意頂きたい。
(随時更新)
フェネチルアミン骨格
3-フェネチルアミン(Phenethylamine)
フェネチルアミンを骨格として持つ薬物をフェネチルアミン系という。
主な薬物としては、覚醒剤(メタンフェタミン・アンフェタミン等)やメチルフェニデートなどの中枢興奮剤、MDMA、メスカリン、カチノン系、DOx系・2C系などの幻覚剤等がある。
フェニルプロピルアミン骨格
3-フェニルプロピルアミン(3-phenylpropylamine)
3-フェニルプロピルアミンを骨格として持つ薬物は、モルヒネやヘロイン、ペチジンやアニリレジン、メサドンなどのオピオイドがある。
ここではモルヒネ則を満たすものだけをここに分類している。
インドール骨格
インドール(Indole)
インドールを骨格として持つ薬物は、トリプタミン骨格を持つトリプタミン系(DMT、シロシビン等)やリゼルグ酸アミド類(LSD等)などの幻覚剤がある。合成カンナビノイドにもJWH-018などがある。
インダゾール骨格
インダゾール(indazole)
インダゾールを骨格として持つ薬物は、合成カンナビノイドのAPINACAやAB-CHMINACAなどがある。
ベンズイミダゾール骨格
ベンズイミダゾール(benzimidazole)
ベンズイミダゾールを骨格として持つ薬物は、オピオイドのクロニタゼンやエトニタゼンなどがある。
オリベトール骨格
オリベトール(olivetol)
オリベトールを骨格として持つ薬物は、大麻の有効成分であるTHCや半合成カンナビノイドであるHHCなどがある。
フェニルシクロヘキシルアミン骨格
フェニルシクロヘキシルアミン(phenylcyclohexylamine)
1-フェニルシクロヘキシルアミンを骨格として持つ薬物は、アリルシクロヘキシルアミン系という。解離性麻酔薬のフェンシクリジン(PCP)系やケタミンがある。
ジアゼピン骨格
1,4-ジアゼピン(1,4-diazepine)
ジアゼピンを骨格として持つ薬物として、ジアゼパムやトリアゾラムなどのベンゾジアゼピン系睡眠薬とエチゾラムやブロチゾラムなどのチエノジアゼピン系睡眠薬がある。
バルビツール酸骨格
バルビツール酸(barbituric acid)
バルビツール酸を骨格として持つ薬物をバルビツール酸系という。 主な薬物としては、バルビタールやペントバルビタールなどの睡眠薬がある。
トロパン骨格
トロパン(tropane)
トロパンを骨格として持つ薬物として、中枢興奮剤のエクゴニンやコカインなどがある。
ピペラジン骨格
ピペラジン(piperazine)
ピペラジンを骨格として持つ薬物として、中枢興奮剤のBZP(ベンジルピペラジン)やTFMPPなどがある。
チアンブテン骨格
チアンブテン(thiambutene)
チアンブテンを骨格として持つ薬物として、オピオイドのジメチルチアンブテンやエチルメチルチアンブテンなどがある。